asahi.com:太田農水相・白須次官辞任 汚染米問題で引責 - 政治: "太田農林水産相は19日の閣議後、福田首相に対し、農薬などで汚染された事故米の不正転用問題をめぐる農水省の一連の対応の責任をとって辞任する意向を伝えた。"これだけ素直にニッポン農業の実態を語る大臣は少なかっただけに、とても残念である。
記憶するべきは太田農水相が「事故米は食べても大丈夫」と繰り返し発言してきたこと。秀才エリートの農水次官も同じことを言っていたから、これは事実なんだろう。
だったら、なんで巨額の国民の税金を使って輸入米を市場から隔離する政策を採り続け、外国農産物は危険だとするマスコミ宣伝を大金を費やして(国民の税金で)やって来たのだ!
輸入米は隔離して、長期保存して、食えないようにしてから国産米に影響が及ばないようなかたちで処分する。でもその処分米を利用して自分が面倒をみている既得権集団が儲けることは黙認する。これが農水省の一貫した政策であった(農水関係の既得権集団はノーソンばかりじゃない、三笠フーズもお仲間だ)。
農水省が予測できなかったことは、自分で長年かけて外国農産物を敵と見なすように育て上げたニッポンの消費者が「食の安全」に過剰に過敏になってしまったことだ。「消費者なんかは適当に煽って外国農産物を食わないようにしておけばいい」と甘く見て自分らノーソン集団の利益のために利用してきた。「飼い犬に手を噛まれたとはこのこと」……そう思っているのではないか。
問題の本質は、コメの異常な高関税にあり、それをWTOに認めて貰うかわりに農水省が喜んで受け入れたミニマムアクセス(MA)米制度にある。農水族はMA米は「国民の税金で」処分してしまえばいいと考えていたが「いくらなんでも食べられるコメを処分するのはモッタイナイでしょう、それで儲けさせてください」という「身内」からの陳情に「良きに計らえ、おいらも助かる」と言ってそれを認めた。これが今回の事件の真相だ。
「外国米の輸入はコメの高関税を認めて貰うかわりの交換条件だから認める、でも輸入したコメは全部腐らせるのだ、費用を払うのは国民だからおいらの知った事じゃない」という農水省の過去一貫した「都市住民搾取政策」が、いよいよ破綻を迎えているのである。
ニッポンのマスコミはそのことをどうして報じないのか。マスコミの記者はイナカ出身者が多いため、自分の家族が損するようなことは書かないためである。



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